エアライン学科

グランドスタッフとは。CAとは違うの？仕事内容やなり方を解説

グランドスタッフの仕事とは？
グランドスタッフになるには？
グランドスタッフの将来性は？
グランドスタッフの年収はどのくらい？
グランドスタッフに必要な資格は？
グランドスタッフに向いているのはどんな人？
キャビンアテンダントになるにはこの学科！
グランドスタッフに関連する仕事

グランドスタッフの仕事とは？

空港を舞台に、世界中の人の快適な空の旅をサポートする

航空関連の仕事は多岐にわたりますが、グランドスタッフの仕事は、その名の通り地上（グランド）での業務をする人のこと。
空港カウンターでの乗客サービス、旅客案内や誘導・整理、搭乗手続きや手荷物の受付、パスポート・ビザの確認、エアラウンジでのサービスなど、旅客が飛行機に乗るまでの全てを担当します。
CA（キャビンアテンダント）は飛行機内での接客サービスや保安要員ですが、CAへとお客様をしっかりと引き継ぐのもグランドスタッフの重要な仕事のひとつ。時にはお客様と共に搭乗口へ走り込むことも。空港内のさまざまな部門と連携して航空機の定時運行に務めるため、チームワークが求められ、それもまたやりがいとなります。

グランドスタッフになるには？

多くの航空会社ではグランドスタッフの採用条件に大学や短大、専門学校の卒業が必要となっています。語学に関しては大学や短期大学でも習得できますが、接客スキルやカウンター業務など専門スキルを学べることが専門学校の強みです。
授業は実務に直結した内容が多く、グランドスタッフになるために必要な実践的なスキルを短期間（主に2年間）で集中して学ぶことができます。
在学中に、空港で実習やインターンシップを行う専門学校も多く、実際の現場での経験を積む機会が豊富であることはもちろん、卒業生や企業とのネットワークから実習、採用の際に役立つヒントが得られたり、さらには就職活動への対策・サポートがきめ細かいといった利点があります。
航空会社の採用試験では、一般常識や英語力、適性検査などの筆記試験、面接試験があり、ここで適正やコミュニケーション能力、サービス精神などが評価されます。もちろん専門学校は就職対策もしっかりしているので、学んできたことややる気をアピールすることが重要です。

グランドスタッフの将来性は？

世界的な旅行需要の増加により、空港利用者が増え続けています。特にインバウンド観光客の増加で、空港内で働くグランドスタッフへのニーズは高く、毎年多くの採用があります。その際に欠かせないのが、やはり語学力。外国語のスキルを活かすことで、グローバルに活躍できる職業だといえます。
また、グランドスタッフとして身につけた語学力やサービススキルは、他業界でも重宝される傾向にあり、航空業界内にとどまらず、将来の仕事の可能性を大きく広げてくれるといえます。

グランドスタッフの年収はどのくらい？

グランドスタッフとして働いている人の平均年収は491万円程。（厚生労働省提供　職業情報提供サイト「job tag」調べ）
24時間稼働している空港で勤務の場合は早朝・深夜便への対応が必要になるため、勤務時間は不規則な場合が多いです。ただしその際は基本給とは別に手当がつく会社も多くあります。
管理職としてチームのマネジメントを任される立場になったり、後輩の教育に関わるなど活躍の場が広がると、さらに高い年収が期待できます。

グランドスタッフに必要な資格は？

航空会社によってはTOEICの最低点数が設定されている会社もあります。必須でなくても、語学が求められる仕事であるため、在学中からTOEICや英検などの試験を受け、実力を磨いておくことが重要です。
それ以外にも、予約システムに関する検定や接客サービスの能力を証明するサービス接遇検定などがあれば、就職の際のアピールポイントになるでしょう。